テクノソサエティの現在 (1) (ソキウス研究叢書 (4)) posted with amazlet on 07.11.24 松原 洋子 柘植 あづみ 加藤 秀一 文化書房博文社 (2007/09) 売り上げランキング: 207151 柘植あずみ・加藤秀一編『遺伝子技術の社会学――シリーズ・テクノソサエティの現在1』(文化書房博文社)。 専門書の体裁にはなっていますが、フツーの学部生のゼミのテキストにちょうどいい難易度をめざして編集しました。私は編者の一人として、巻頭論文と巻末の解説を書いています。 (ところで、amazelet it!でリンク作成すると、Amazonの該当ページには出ている本の表紙画像が「画像はありません」となることが多いぞ。何でだか調べないと。。。) |
アメリカ医療の光と影―医療過誤防止からマネジドケアまで posted with amazlet on 07.11.12 李 啓充 医学書院 (2000/10) 売り上げランキング: 32267 |
ス、スゲエかっこいい……。かつて、往年の名機・カセットデンスケ(TC-2890SD)を肩から提げて、SLだの鳥の声だのを生録(ナマロク、と読む)していた身にとっては、痛いところ突きまくりの新製品だぜ。2年前に出たD1のほうが、アナログのVUメーターが突いていた分、さらに上手のかっこよさだったけど、こいつもくすぐってくれる。何を録るか、などというツマラヌことは後から考えればよい。たぶんこれで録るためにアコースティック・ギターの練習をするというモチベーションが上がるだろう。
|
再入荷は12月末とのこと。
大人の科学マガジンVol.17 テルミン (Gakken Mook) posted with amazlet on 07.10.18 大人の科学マガジン編集部 学習研究社 (2007/12/25) 売り上げランキング: 11 |
最近買ったものの中で最大のアタリは、東プレのPC用キーボードRealforce91U。キーボードにこだわる人たちには今さら言うまでもない定評ある機種だが、評判にたがわぬ上質な品物だ。キータッチの重さ、クリック感、打鍵時に指に伝わる剛性感、すべてが実に的確で、嫌な疲れを感じることなく、安心して打ち続けられる。僕はこれまで、今は亡きDECのPCに付いていたキーボードを15年近く使い続けていて、他人が捨てたやつまで予備として保存しているほどだが、ついにそれらを廃品回収に出すときがきたようだ。キーボードに2万円を出すのはちょっと勇気が要ったが、それだけの甲斐はあった。目下の悩みは、同じものを研究室用(いまは自宅で使っている)にも買い足すべきか否か。商売道具なのだし、何年も使い続けるはずのものなのだから、ケチケチすることはないのだが、それでも一週間のうちに何万円もPC関係につぎ込むのは、どうにも心が痛むのである。……でも結局買っちゃいそうだけど。
|
NY滞在中の収穫の一つは、英語を書く愉しさが少しだけわかってきたこと。機会をつかまえて報告するつもりの草稿を日本で準備してはあったのだけれど、最終的にはあちらで滞在中に一から書き直したものを、2月に小さな研究会で発表させてもらった。そこに至る過程では現地で知り合ったJoe Samaline君に助けてもらった。彼の力がなければホントにしょーもない英作文しかできなかったと思う(だけでなく、NY滞在全体がはるかに退屈だっただろう)。日本に5年間暮らしたことがあり、若者向けのDV防止プログラムを推進するNPOで働き、フェミズムに関わる問題全般に多大な関心をもつ彼とディスカッションしながら英文を直してもらえたことは真に幸運だった(それ以前に、彼と知り合えたことそのものが最大の幸運だったと言うべきだが)。
もちろん自分でも、Joe君を唸らせるような英文を書いてやろうと頑張った。そこでいちばん役に立った辞書は、セイコーインスツルメンツの電子辞書SR-G10000に収録されている『研究社和英大辞典』。そしてそれと並んで、Oxford Collocations Dictionary for Students of English。基本的な文法が身についていれば、英語を書く際に次に気になるのは何と言ってもコロケーションである。動詞句なんかは『ジーニアス大英和辞典』だけでもかなりのことがわかるが、「この名詞にはどういう形容詞が付くか」まではわからない。そうした点を調べるには後者は必須。定評ある『研究社英和活用大辞典』も良いが、Oxfordの方が語義の解説さえなく、ただ純粋にコロケーションだけをずらり並べているという簡潔さで、スピーディに調べられるのがよい。これらの辞書で確信が持てなければ、最終的には自分が思いついたコロケーションをGoogleで検索してみて、ヒット数からその妥当性を判断することになる。 文法事項の確認にとても役だったのは、綿貫陽とマーク・ピーターセンによる『表現のための実践ロイヤル英文法』。マーク・ピーターセン先生の英語本は中級学習者にとってはすべて必読だが、この本も良い。パラパラとめくっているだけでも楽しいが、看板に偽りなく、特に「書く」場面で非常に教えられることが多かった。自分の無知をさらす恥を忍んで実例を挙げると、僕は「as if...」構文はもっぱら仮定法で使うもので、したがって必ず後には動詞の過去形が続くものだと思いこんでいたのだが、現在形で「まるで...のように」という文を書くときに困ってこの本を調べてみると、直接法でlikeと同じようにも使うということがわかった。このレベルの経験が何度もあって、その都度この本の的確な説明に助けられた。 まだまだ全然幼稚な英文しか書けないのだけれど、これから着実に学んでいけばいずれは捻りのない論文調ぐらいは書けるようになれそうな感触をもてたことだけでも、僕にとっては儲けもの。英語としてスマートな構文や語彙の選択に頭をめぐらすのもなかなか楽しい。そして、書くことに時間を割いてみると、読む際にも筆者ごとの文体の違いへの感度が上がって、読む楽しみが増える、というか苦しみが減じる気がするのもメリットである。 |
月曜日はRayna Rapp先生の最後のセミナー。といっても、僕がNY滞在中に出られる最後、というだけなんだけど。
リーディングスは以下の2冊プラス、HIV/AIDS問題のエキスパートがゲストで来るので、その人の論文。 ![]() Global Pharmaceuticals: Ethics, Markets, Practices ![]() Pathologies of Power: Health, Human Rights, and the New War on the Poor |
ここ一週間ほどのマンハッタンは寒い。寒いなんてもんじゃない。暑い。ということはないが、最高気温が氷点下の日が続いていて、昨日の朝なんか今期最低気温の華氏10度(摂氏-12.8度)だった。今日も昼間でも-5度ぐらいまでしか上がらなかっけど、もはやこれくらいだとそんなに寒いとは感じない。氷点上(?)の日なんか、暖かく感じるほどだ。
![]() |
関西に行って、うまく曜日が合ったときは、ホテルで『探偵ナイトスクープ』を観るのが楽しみのひとつだった。最近Youtubeに一挙にアップロードされていた分は粗方削除されてしまったようで残念だったけど、今日見たらまた新しく観られるものがアップされていた。
で、たまたま見た「ハリガネムシ」に驚愕。 以前、TBSの『どうぶつ奇想天外』で放映された、アリの脳に寄生して思い通りにあやつる寄生虫の映像は衝撃だった。この生き物の話はドーキンスの『利己的遺伝子』にも出てきていたと思うが、知人の動物行動学者もその映像は見たことがないといっていた。この番組では「世界初、カメラに収めた」と謳うことが多いけど、さすがテレビ番組の財力と情報収集力で、研究者でもなかなか見られない映像をお茶の間に提供することがあるらしい。 |
NYに出発する日が刻一刻と近づいていて、たまった原稿をやっつけるために必死にない頭を絞りつつも、その傍ら、iPODのいちばんデカい60Gのやつに手持ちのCDを片っ端から詰め込んでいる。256bpsの比較的高音質の転送レートで、もう2500曲以上入ったけど、あと4000曲以上は余裕で入りそう。ここまでは日本のミュージシャンをまず入れて、それからビートルズとか、古典ロックを中心にせっせと転送中。その後は新しめのものと、クラシックをいくらか入れていく予定。もうギュンター・ヴァント指揮のブルックナーの交響曲だけは入れた。あとはサイモン・ラトル指揮のベートーベン交響曲全集と、マーラーはどの演奏を選ぶかが悩ましくもあり、楽しみでもある。
それにしても、9年前にバークレーに行ったときは、手放せないCDを何十枚も箱に詰めて送ったものだが、なんとも便利になったものだ。 肝心の英語は頭打ちで、勉強する時間もないので、もうどうにでもなれという心境。最低限のプレゼンテーションはできるように、日本における着床前診断の現状をレポートにまとめているが、2,3ページの英語を書くのに丸一日がかりで、しかもアメリカ人に見てもらうと直されまくる。その程度の英語力の人間の話として読んでほしいのだけれど、英語を書く際に遵守すべき基礎事項を知るには、エイヴィッド・セイン『英語ライティング・ルールブック』(DHC)はとてもよい。前から使っている、鈴木進、レオ・G・パーキンス共著『英文エッセーを書く技術』(アルク)も良かったのだが、記述が少々そっけないのと、注意点の分類のわかりやすさで、少なくともぼく程度のレベルにはセイン著のほうがありがたい。 ほかに、最近の英語学習本では、綿貫陽、マーク・ピーターセン共著『表現のための実践ロイヤル英文法』(旺文社)がお勧め。ごくふつうの英文法参考書といえばそれまでなのだが、自分がいまいち自信のない事項について読んでいると、ときどき「おお」と思わず声の出るような発見があります。 |
ところで、内藤朝雄のいう「毒物のような第二の国家観」を体現するような安倍晋三氏と統一教会との関係については、先月、安倍氏が統一教会系の集会に祝電を打ったことに対して弁護士が公開質問状を出したことが各紙で報道されたが(6月19日、20日)、それっきり続報もないようだ。ちなみに、内藤は「新興宗教」についても言及している。
こちらのビデオを参照のこと。 「統一教会イベントに群がる議員たち」@YouTube http://www.youtube.com/watch?v=0f7StnoPKgw&mode=related&search 安倍官房長官への言及(2カ所)だけを切り取ったものは以下。 「統一教会主催合同結婚式に祝電を送る安倍晋三」@YouTube http://www.youtube.com/watch?v=5sSv38hd6fs&mode=related&search |
『日本人は英語のここが聞き取れない』(アルク)は、アルクらしくコスト・パフォーマンスの高い良書。単なるディクテーションのトレーニング本なのだが、「ヒアリングマラソン」の受講者たちに間違いが多かったポイントに的を絞った問題が「これでもか」というぐらいに繰り出されてきて、ぼくも同じところを間違うことが多かった(まだ半分弱しか終わっていないが)。痛いところを突かると悔しいので喪ティべーションも高まるし、英語のリスニング力をこれから向上させたいと燃えている中級の人には自信をもってお勧めできる。
いきなり練習、練習を始める前に、もう少し体系的に自分の弱点やリスニング強化法を頭に入れておきたいという人には、『英語リスニング・クリニック』(研究社出版)も良い。こちらは、いかにも研究者らしく、少々堅っ苦しい本ではあるけれど、「受験勉強で文法や語彙はまあまああるけど、リスニングやスピーキングは全然駄目」人と「帰国子女でリスニングや日常会話はある程度できるけど、文法をバカにしているので複雑な内容を言えず、教養にも欠ける」人という2つの典型的なタイプを設定して、それぞれに合わせた処方箋=レッスンをシミュレーションしていくという体裁で、先を読もうという気にはさせてくれる。ただ、前者が男性で後者が女性と、思いっきりジェンダー・バイアスのかかったステレオタイプなキャラ設定が玉にキズだけど。 それにしても、アルゼンチンは凄かったなあ。セルビア・モンテネグロ戦の2点目なんて、魔術のようだった。しかもディフェンスもがっちりしているんだもの、どこも勝てるはずがない。今日のガーナvs.チェコ戦も良かった。アメリカがイタリアに引き分けたのは意外で、このE組はすごいことになってますね。 ぼくとしては、トーゴにもう一度ゴールを決めてもらって、あのカエル風?ダンスを見てみたい。 そして日本には、「同じ人間だろ?」という気持ちをもって、ブラジルを前向きに破ってほしいと思う。 |
きのうは東京都が第三次男女平等参画審議会委員に高橋史朗(明星大学教授)を選んだことに対する「憂慮」表明のため都庁に出向いた。高橋氏が「男女平等」についてどういうことを言ってきたかについては、数日前にもリンクしたこちらの後半部分が資料集になっているので、目を通してみてください。
自分は男女平等に反対しているわけではないという言い回しで煙に巻いている部分もあるが、ひとことで言えばこの人の世界観は「人間には性差しかない」と言っているのに等しい。男がみんな同じわけではなく、女どうしの中にも違いがあるという、あたりまえというのもバカらしいような個人差(個性)という常識的事実をまったく無視しているわけである。こういう著しく<偏った>あるいは<バランスを欠いた>見方から、フェミニストやジェンダー・フリー論者が「性差を否定」しているといった暴論も出てくるのだろう。もちろんほとんどのフェミニストは、事実として性差があることそのものを「否定」(そもそも、ここではどういう意味かよくわからないのだが)などしていない。おそらく、高橋氏にかかれば、「人間には性差も人種差も年齢差もあるだろうが、個人差だってあるだろう」という穏当きわまりない意見も「性差の否定」になるのではないか。このあたり、本当はきちんと引用しながら、文言に即して書くべきだとは思うが、いまは時間がないので省略。必要が出てきたらまた書きます。 ともかく、元「つくる会」副会長うんぬんといったことを別にしても、高橋氏の性差偏重/個性無視の考え方が、東京都男女平等参画基本条例・第二条にある「男女が、性別にかかわりなく個人として尊重され」という理念に反していることは明確だ。それだけでも、審議会委員としてはふさわしくない(ちなみに、上の条例のどこをどう読んでも、「性差の否定」と理解できるような文言は出てこない)。 と、つい勢いでながながと書いてしまったが、ほんとは高橋氏が埼玉県の上田知事の肝いりもあって進めている「親学」だの「師範塾」だのといった教育運動についての情報メモを書いておきたかったのだ。昨年あたりから高橋氏は、『ゲーム脳の恐怖』によって「トンデモ」愛好者たちのあいだで一躍名を挙げた森昭雄と組んで、「脳科学」に基づいた教育実践なるものを精力的に推進している。もうすでに、埼玉県の公立小学校の校長が、森理論(!)に乗っ取った活動を始めているのだそうだ(ここら辺の経緯については、こちらのブログを参照。残念ながら今年に入ってから更新が止まっているが)。 いわゆる「ゲーム脳」については、2003年度の第12回トンデモ本大賞にもノミネートされたこともあるし、ウェブをよく読む人なら僕なんかより詳しいだろうが、まだ実像をご存じない方はとりあえずウィキペディア(Wikipedia)の該当項目と、そこからリンクされている文書を読んでみてください。とてもじゃないけど、脳「科学」といえるような代物ではないのだ。 ウィキペディアからもリンクされている記事で精神科医の斎藤環も語っているけど、昨今ベストセラーになる本の中には、人びとの「漠然とした不安」につけ込むようなものが目立つ。もちろん、こんなことは大昔からずっと続いてきたことで、要するに霊感商法のたぐいと同じなのだが、しかし笑ってばかりもいられないのは、これまでは少なくとも自治体首長が国民に得たいのしれない壺を売りつけて大金を巻き上げたりすることはさすがになかったのに、いま埼玉県では知事の肝いりでトンデモな似非脳科学(重複表現ですが)が学校教育の現場に引っ張り込まれつつあるという寒すぎる現実である。まともな脳科学者の専門家の方々、こんなんでいいんですか? |






















